小川洋子さん著 「密やかな結晶」を読みました。 

 
16年前に出版された本。 

装丁を見て、素敵なぁ~と思って読み始めた本。 

とある島に住んでいる人たちの中から 
カタチあるモノが記憶の中から消滅していく。。。 
消滅しても消滅したことも消滅してしてしまう記憶。。。 
「バラ」「カレンダー」「小説」「左足」。。。 
でも記憶を消滅出来ない人たちもいて 
秘密警察によって記憶狩りが行なわれていく。 

消滅が続いて行くと、この島の人たちはどうなっていってしまうのだろうと 
次が気になって途中で止めることが難しかった。 

読み終わってみると、重い余韻を感じる不思議な本だった。 
装丁からは想像出来ない本だったな。。。